※二律背反、Antinomie



  相互に矛盾し対立する二つの命題が、同じ権利を持って主張されるもの。
  対となり相反するもの。


己の中のそれは尋常なるざる力に突き崩された。



  黒と白  表と裏  という内なる二律



音を立てて崩れていく秩序が、響き渡る咆哮が、剥離していく半身が、反響するこの身体。


  揺らぐ視線の先には静かに佇む白の姿。





次に目覚めた時、この片割れの身体で、オレとお前の二律背反は


  黒と白

  表と裏

  善と悪

  愛と憎


どれが消え、どれが残されるのだろうか。








*終*
今週のジャンプ(第117夜)を見て殴り書き
読みにくい配列この上ないです、すみません。
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