*
「feeling」
流れる血
弱くなる鼓動
冷たくなる身体
薄れゆく視界の中
瞼に焼き付いたのは
空になる身体の中に
残るものは
月夜に佇むその姿と
この胸を貫いた手の温もり
そして耳朶をくすぐる低い囁き
恐怖や
悲しみや
後悔が満ちる中の
片隅に降りた貴方の感覚に身を寄せて、
そうして僕は、瞳を閉じる。
*
*
*
すると何故だろう
不思議と心は安らかだった。
*終*
56〜57夜あたりのアレン視点。
敵だけど恋人、ううん複雑だ(一部妄想)
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