「こいつは…荒れるな」
カーテンを開いた先に見える雨の景色に、
元親はまだ寝ている同居人の方を見ると、
今日一日の行く末を案じて嘆息した。
雨の日の元就の機嫌は悪い。
普段も決して愛想の良いほうではないが、
雨の日のそれはその上をいく程だ。
そして今日も外は雨。
勿論これからの元就の様子が、元親には手に取るようにわかった。
「梅雨明けはまだまだだし…、こりゃあしばらくは厄介だな」
そして再び元親の苦笑混じりのため息が部屋に響く。
元就ではないが、
元親にとってこんなにも太陽の姿が待ち遠しい季節もない。
終
web拍手用の短文でした!
ちなみに現代パロでしたよー^^
戦国でも現代でも瀬戸内は恐妻家です(笑)
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