幾分か背の高い彼を見上げる。
視線の先には彼の、瞳。
吸い込まれそうな金色が、
彼の横顔から覗くのを見ていた。



「どうした、少年?」



視線に彼が気づく。



「いいえ、別に何も」



咄嗟にそう言葉を返す。
それは全くの嘘なのだけど、
言ってしまったら調子に乗るだろうから、
絶対に言ってやらない。




貴方に見とれていただなんて。






Fin

web拍手用に使ってた話です。
短い上になんのこっちゃわからないと思いますが…ティキアレです(気持ちフォント大)

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